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ジブリの宮崎駿を紐解く 「千と千尋の神隠し」編 本当の物語は別にあって、その元ネタは「銀河鉄道の夜」説

さて、今日は昨日に引き続き、ジブリの宮崎駿を紐解く 「千と千尋の神隠し」編 本当の物語は別にあって、その元ネタは「銀河鉄道の夜」説という話題です。

また、今回も僕が千と千尋の神隠しという作品を観たうえで、いろんな考察系の動画を調べて、自分なりの解釈で仮説を立てていく形式となっていますので、悪しからずご了承ください。

皆さんは千と千尋の神隠しって作品をご覧になられましたか?

簡単にざっくりとストーリーを説明すると、ひょんなことから両親と一緒に、不思議な神様の世界に迷い込んでしまった少女千尋が、神様の供物を食べてしまい豚になってしまった両親を助けるために、神様が通う湯治場、「油屋」で下働きをするようになり、ハクという謎の少年と仲良くなったり、そこから大騒動に巻き込まれながらも、ピンチになったハクを助けるために銭婆(ぜにーば)という魔女に会いにいったりして、やがて見事に困難に打ち勝ち、ハクと一緒に油屋に戻って、無事に両親を助け出して、現実の世界に戻るというお話なんです。

たしかに、このままでも作品としては面白く、不思議な魅力の映像美も相まって、終始圧倒されながら物語はラストまで一気に進んでいくのですが、僕はこの作品の考察動画を調べていくうちに、とてもなるほど、と合点がいった考察があって、これからそれを解説していくわけなんですが、実はハクという謎の少年は、物語の後半で川の神様の化身ということが明らかになり、川で溺れた子どもの時の千尋を助けたことがあるというお互いの因縁が明かされるんですよね。

でも、ある人の考察で、本当のストーリーは別に存在していて、実はハクは川で溺れた千尋を助けて、替わりに死んでしまった本当のお兄ちゃんで、実は千尋の両親はその事故が原因で、千尋に無意識のうちにキツく当たるようになり、実は冒頭の引っ越しのシーンも、お兄ちゃんが亡くなってしまって、その思い出のある土地を離れたくて引っ越しをしていて、ハクは最後には、千尋の弟として生まれ変わり、物語は幕を閉じるというのが、本当の大筋のプロットだったんじゃないか、という説があって、そういわれると、なんだがいろんな作中の伏線が腑に落ちるような気がするんですよね。

また、作中で効果的に使われている、銭婆(ぜにーば)という魔女に会いに行くための電車のシーンも、実は本当は「銀河鉄道の夜」という宮沢賢治の作品が元ネタになっていて、主人公ジョバンニと死んでしまった親友、カンパネルラとの邂逅と心の触れ合いをオマージュにして、千尋と死んでしまった兄、ハクの邂逅と心の触れ合いがクライマックスとして用意されていたのではないか、という考察があり、でもそれだと内容がちょっと重すぎるということで、今のストーリーに落ち着いたのではないかという深読みがあって、そういわれると、なんだかこの作品の持つ不思議な雰囲気も、妙に納得できる気がして、僕は仮説としてはとても気に入っています。

まあ、あくまで僕個人はその説が一番腑に落ちただけで、作品の感じ方は人それぞれで全然構わないと思いますけどね(笑)

皆さんはどうお感じになられましたか?

よろしければ、どしどしご感想をお聞かせください。

以上、ジブリの宮崎駿を紐解く 「千と千尋の神隠し」編 本当の物語は別にあって、その元ネタは「銀河鉄道の夜」説という話題でした。