さて、今日は妻もお気に入りのアニメ「葬送のフリーレン」の魅力を、作品のバックボーンも含めてダラダラ語っていきますという話題です。
まず最初に、葬送のフリーレンという作品は、週刊少年サンデーに連載されている、山田鐘人さん原作、アベツカサさん作画の漫画がベースになっているアニメです。
といっても、僕も漫画は読んだことがなくて、アマゾンプライムで配信されているアニメで作品を知ったんですが、これがとても面白くて、作品全体を通して、「人の心に寄り添う」ということをテーマ、主題にしているかのような作品のつくりはすごく共感が持てて、観ているうちに僕も妻もすっかりハマってしまい、作品のファンになってしまいました。
ストーリーや設定は、簡単に説明すると、よくある剣と魔法の存在する異世界ファンタジーもので、ゲームのドラゴンクエストのような世界観のなかで、主人公フリーレンは、魔王を討伐した勇者パーティーの一人、魔法使いのエルフという設定で、物語冒頭からすでに魔王を討伐し終えたところからストーリーは始めるのですが、平和になった世界で、年月は経ち、人間の勇者であるヒンメルという人物や、僧侶のハイターという人物は年相応に寿命が近づき始め、やがて亡くなっていくのですが、長寿の種族であるドワーフの戦士、アイゼンやエルフのフリーレンは残されて生きていて、アイゼンは人間の弟子の男の子、シュタルクを後継者として育て、フリーレンもまた、僧侶ハイターから託された魔法使いの弟子の女の子、フェルンを一人前に育てつつ、死者の魂と対話できるという伝説の場所、オレオールを目指し、かつての魔王城があった大陸北端のエンデという土地を目指すというお話になっています。
僕がまず、このお話の設定を聞いたとき、最初に思い浮かんだのが、中学生のときに読んでいたライトノベル小説の「ロードス島戦記」のバックボーンによく似ているな、ということだったんですが、ロードス島戦記に出てくる主人公のパートナー的な存在として、同じく長寿のエルフの魔法戦士、ディードリットというキャラクターがフリーレンの元ネタみたいな気がするんですよね。
双方の作品にも、種族のちがいによる寿命のことなる者同士の心の触れ合いと、哀しくもしょうがない時間軸のズレなんかが物語の焦点のひとつとなっていて、ああ、懐かしいテーマを扱っているな、というのが僕の最初の感想でしたね。
でも、葬送のフリーレンの場合、その作品の主題をかなり上手に扱っていて、魔王を討伐し、ひと通りの平和を取り戻した世界のなかで、次世代の育成を担いつつ、人の心に寄り添ってお話は進んでいくので、心の琴線に触れるようなエピソードが多く、また話の途中からは、急に「ハンター×ハンター」のハンター試験編のようなオイサースト一級魔法使い昇級試験編も始まったりして、緩急が入り乱れてかなり面白くストーリーは進んでいくようになっています。
間違いなく良くできた面白い作品となっていますので、興味のわいた方はぜひ一度ご覧になってみてください。
以上、妻もお気に入りのアニメ「葬送のフリーレン」の魅力を、作品のバックボーンも含めてダラダラ語っていきますという話題でした。