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日本が誇るサブカルチャー 漫画の原点 手塚治虫の魅力を語る 「ブッダ」編

さて、今日は日本が誇るサブカルチャー 漫画の原点 手塚治虫の魅力を語る 「ブッダ」編という話題です。

こちらの作品は、仏教の祖、お釈迦様ことゴータマ・シッダルタの生涯を手塚治虫が描いた物語で、多分にエンターテイメントとして脚色が入っているものの、仏教の教えや成り立ち、お釈迦様の生涯における有名エピソードなんかを作品のなかにわかりやすく散りばめられていて、仏教の入門編としてもとても面白く、おすすめの作品となっています。

僕自身、この作品を多感な少年時代、高校生の頃に読んで、とても考えさせられた作品で、神様や仏様の存在なんかを全く信じていない無宗教主義の僕なんですが、この「ブッダ」という作品のなかで、生きるうえでの悩みや問題というのは必ずなにかしらの原因があって、その原因を見極め、正しく対処することで問題は良い方向へと導けるはずだから、そういう風に正しく原因と結果、対処をするように努めなさい、なんてわかりやすく論理的に説明をしてくれている描写には、素直に感銘を受けましたし、その作品を通じて受けた教えなんかは、自分のなかでいまでも生きていくうえでの普遍的な基盤になっているような気がします。

また、作品のなかでは、率直に主人公のシッダルタが、哲学的な疑問点として、世界とはなにか?命とはなにか?自分とはなにか?を問い続ける姿勢を見せてくれていますし、また、さまざまな人生経験を経て、瞑想の果てに悟りを開く描写や、結局悟りを開いても、どこか人間臭く、生きていくうえで葛藤を捨てきれない生身の人間として主人公を描いてくれていて、その辺りにも好感を持つことができました。

また、シッダルタの生涯を過ごした、インドという国の歴史上、重要な要素としてカースト制度という身分制度の問題点もキチンと作品のなかに取り入れられていて、その辺りの描写もリアルな現実と密接にリンクしていて、世界史好きの自分にはとても刺さるものがありましたね。

やはり、手塚治虫の巨匠たるゆえんというのは、このあたりの現実の問題を上手に漫画というエンターテイメントとして作品に昇華させてしまう手法と、人間として率直な感性や疑問点をそのまま作品のテーマにできてしまう懐の広さにあると思います。

もしこの記事を読んで、興味が湧かれた方がいらっしゃったら、ぜひ一度ご覧になってみて下さい。

以上、日本が誇るサブカルチャー 漫画の原点 手塚治虫の魅力を語る 「ブッダ」編という話題でした。