今日はタイトル通り、いまの社会とADHDについて、ざっくばらんに雑感していきます。
まあ、いつも通りですが、あくまで僕ふるふしが思う個人的な意見ですので悪しからずご了承ください。
まず僕たちがいま住んでいるこの日本は、法治国家で民主国家で、資本主義の世界です。
もちろん法律が国民の基本的人権を保障してくれているので、僕たちは平和で安全に暮らせますし、昔の王様や独裁政権の下で暮らすより民主的な世界の方が良いですし、共産主義は結局歴史的に失敗しているので、消去法的に資本主義の方が良いのかな、と思いますよね。
この社会は不完全で問題を抱えながらも、みんながそれぞれに生きているわけです。
資本主義は簡単に言うと、個人が自由に商売をできる経済体制です。ボードゲームのモノポリーのように、資産を増やし、お金を増やしたものが一番になるマネーゲームですよね。
資本家になるには、初期投資として、巨額のお金を用意しないといけないので、株式で用意したり、相応のリスクを背負いながら、事業が失敗しないよう商売をしないといけないわけです。
そして日本人の大半がそうだと思いますが、職業の選択の自由の通り、そこまでのリスクを背負いきれないと思う人は会社に就職したり、専門家の職に就いたりすると思います。
でもまあ、会社に就職したことがある人ならわかると思いますが、事業には商品やサービスを提供して利潤を追求する以上、信頼に足る商品やサービスを社会に提供できなければ、取り引きが成立せず、すぐに破綻してしまうリスクがあります。
だからこそ、会社には品質の高い商品やサービスを提供するためのマニュアルやルールが事細かに定められているわけです。
会社には会社なりのルールがあり、納期があり、そこで働く以上、従業員はそれぞれの部門ごとの役割をキチンとこなす必要がある。例えそれによってどれだけ自分の思い通りにいかなくても、どれだけ振り回されたとしても、ですよね。
そんなわけで、ADHDではない普通の人でも、社会に出て働くというのはとてもシンドイことなんですが、結局、ADHDの人は普通の人より注意力や集中力が劣っていたり、こだわりが強すぎたり、僕もそうなんですが、飲み込みが悪く取りこぼしが多かったりして、周りから問題行動がある人物としてマークされることが多かったりします。
本人の努力や工夫によってカバーできる範囲であれば、それでもそれなりに生きていけるものなんですが、僕自身、どうしてもうまく行かず、頭打ちになって職を変えたり、僕よりも明らかに症状の重いタイプの人がトラブルメーカーと周りから揶揄されながら、苦労しながら、働いている姿を何度も見たことがあります。
僕の父親も、家族を抱え、建築関係の個人事業主をやっていましたが、結局うまく立ち行かず、事業は失敗し、多額の借金を抱え、家族は離散、まあよくある話なんですが、シングルマザーになった母親は、よく人としてグレーゾーンの多かった父を、最後まで理解できなかったと愚痴をこぼしていました。まあ父や母の時代は、いまと違いADHDという概念そのものが認識されておらず、母も父がそういう問題を抱えていると知らずに結婚していたので、余計だったのかも知れません。
これは僕のただの個人的な感想ですが、たぶん僕たちのようなADHDの人というのは、生物学上におけるランダム性、揺らぎの一種なんだと思います。
単一の仕様、単一の性能の群体や集団というのは、どこかで致命的な欠陥を持つ、たしか攻殻機動隊ってアニメのセリフからの引用ですが、それを防ぐためのセーフティとして、バリエーションをもたせる為の存在、そんな気がするんです。
現に2ちゃんねる創設者のひろゆきさんとかも、行動力のあるADHDの人とかって、普通の人にはない打開力があったりする方もいますし、僕自身、会社の都合で転勤を通達されて、今現在も全然馴染みのない都道府県に住んでいますが、あまり根拠もなくなんとかなるだろうと思っていましたし、実際普通に妻と結婚し、二児の子どもの育児もこなし、こうやってブログも開設し、なんとかなっていたりします(笑)
もちろん全てのADHDの人に当てはまるとは思いませんが、行動力を失って縮こまるよりも、少ない投資や少ないリスクで始められるチャレンジなら、始めていった方が成功のチャンスが広がると思います。
少なくとも僕はこのブログを始めたのも、例え失敗しても失うのは少額の初期投資と自分の時間くらいしかリスクを感じなかったし、成功したら自分の新しい世界が広がると思ってやていってます。
もし現状に先細りを感じているなら、人間なにか真剣に求めている時が一番充実しているし、成長するものですよ。とだけお伝えしておきます。楽しいですよ。