さて、今日は僕が母から教わった直伝の玉子焼き たまごロールパン 焼きおにぎりを紹介します。
妻と結婚してから本格的に料理を始めた僕なんですが、意外とてこずった料理が卵料理と焼きおにぎりなんです。
いまの時代、だいたいの料理やレシピは、クラシルやクックパッドなんかで簡単に検索や作り方を調べられる便利な世の中ですが、単純な料理ほど子どもの時に食べた味を強烈に覚えているもので、作ってみても違和感を感じてしまったのが卵料理と焼きおにぎりでした。
なので、こういう時は素直に母に作り方を教えてもらうのが一番と思い、母に会いに行った際に直接伝授してもらいました(笑)
まず玉子焼きなんですが、母のレシピは玉子三個をボールに溶き、味付けはさとう大さじ一杯、料理酒大さじ一杯、しょうゆ小さじ半杯でかき混ぜ、玉子焼き器に半分ほど入れて焼き、すこし固まったら味付け海苔を一枚乗せてひっくり返し、ボールの残りの玉子を入れてもう一枚味付け海苔を乗せて焼き上げるというスタイルです。
少し甘じょっぱいようなグラデーションがかかった複雑な味に、そうそうこの味だと懐かしい気持ちになったのをいまでも良く覚えています。
次にたまごロールパンのレシピですが、母の場合、まずゆで卵を四個つくって皮を剥き、次にゆで卵を黄身と白身に分けてみじん切りにし、(母曰く、まずは白身の方が先、黄身は後らしいです)刻んだあとにボールでひとつに混ぜ合わせ、マヨネーズ大さじ二杯と塩コショウでお好みの味になるよう調整し、オーブントースターでロールパンを余熱だけで五分ほど温めてからロールパンを半分に切り、たまごを乗せて完成とのことでした。
これも食べてみて、ああ、そういえばこんな味だったな、と昔を思い出しながらしましましたね。
最後に焼きおにぎりですが、母の作り方の場合、まず普通の白ご飯に少量の塩を混ぜ、三角にぎりにし、小皿にしょうゆを入れて手で塗り、フライパンに中火よりすこし弱めくらいの熱でバターでじっくり炒めるというシンプルなやり方でした。
これも至ってシンプルな料理なんですが、しょうゆの香ばしさとバターのコクでいくらでも食べられるような美味しさになっています。
みなさんも、それぞれの家庭の思い出の味があると思いますが、ぜひ一度我が家の玉子料理と焼きおにぎりも食べてみて下さいね。
それではまた。