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ゲームクリエイター 小島秀夫監督が垣間見せるゲームへのこだわり 作品の魅力を語っていきます

さて、今日はゲームクリエイター 小島秀夫監督が垣間見せるゲームへのこだわり 作品の魅力を語っていきますという話題です。

皆さんはゲームクリエイターの小島秀夫監督をご存知でしょうか?

現在はもう退職されましたが、コナミのメタルギアソリッドシリーズを手掛けた監督さんで、最近では独立されて、コジマプロダクションというゲーム会社を立ち上げ「デスストランディング」という作品を作ったりされているとても有名なゲームクリエイターですね。

僕自身、小島秀夫監督の作品に触れたのは、今から約25年くらい前の初代プレイステーションの「メタルギアソリッド」が初めての経験で、その当時は現代の社会の問題というか、とりわけ核兵器や戦争、人間のDNAやクローン技術なんかの問題をリンクさせ、ゲームの中に取り入れた、革新的なゲームの内容に衝撃を受け、本当に夢中になっていた記憶があります。

小島秀夫監督がゲームのなかで提示する問題意識というのは、よくNHKなんかのドキュメンタリー番組や「映像の世紀」なんかの番組に通じるようなものがあって、その手の番組が好きな僕は監督の作品の魅力にドップリとハマってしまい、以降監督が世に出す作品は毎回楽しみにしていましたね。

小島秀夫監督のゲーム作品と言えば、主にメタルギアソリッドシリーズになるのですが、監督の見せるストーリーテリングの妙というか、ラスト近くのどんでん返しの展開もすごく面白かったし、いろいろな社会的な問題を提示しながらも、そんななかでも逞しく生き抜こうとするキャラクター達の魅力や恰好良さ、また仕事や任務に忠実であろうとするひたむきさ、どれをとってもその当時はとても新鮮に感じられて、大好きな作品でした。

また、小島秀夫監督は作品のなかで垣間見せるこだわりというか、美学のようなものが確固として存在していて、それは例えば、例えゲームのなかであっても、人を殺傷することは是としないシステム作りに徹底していたり、避けられる戦いはなるべく避けようと心がけていたり、人と人とのつながり、それも普段は目に見えないような心のつながりのようなものを重視していたり、単純に人として尊敬できるような心構えがゲームのなかにキチンと反映されている点もすごく恰好良く感じていました。

監督がゲームのなかで主人公に言わせたセリフで「革命だろうが何だろうが、銃を手にひとたび暴力に訴えれば、いずれは皆地獄に堕ちる。その覚悟はあるのか?」という名言がメタルギアソリッド ピースウォーカーという作品のなかであるんですが、監督はその次回作、メタルギアソリッド5という作品において、それまでの作風を敢えて変え、完全にその言葉の持つ意味をわからせるようなダークな内容の作品を作ってきたのですが、これもまた今まででの監督の作品とはすこし毛色の違う作品になっていて、とても興味深くプレイできたのを良く覚えています。

ただ、このメタルギアソリッド5という作品は、小島秀夫監督がコナミを離れる原因となったゲームのようで、詳細なとことは誰もなにも語られていないので詳しくはわかりませんが、作品自体の物語が未完成な形のまま発売されてしまっていて、まるで打ち切りエンドのように未消化なシナリオになっているのはファンとして非常に残念に思っています。

ですが、監督がその後独立して立ち上げた、コジマプロダクションで作られたデスストランディングという作品は、従来の監督の美学に沿った形でゲームが作り上げられており、物語もとても見事に、キレイに収束していくのがプレイしていて面白く、さすが小島秀夫監督だな、なんて感心してしまいました。

もしこの記事を読んで、面白そうだな、と感じた方はぜひ一度小島秀夫監督のゲームをプレイしてみてくださいね。

以上、ゲームクリエイター 小島秀夫監督が垣間見せるゲームへのこだわり 作品の魅力を語っていきますという話題でした。