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NetFlix版「タイムパトロールぼん」感想レビュー 着眼点の良さに藤子・F・不二雄の真骨頂をみた

さて、今日はNetFlix版「タイムパトロールぼん」感想レビュー 着眼点の良さに藤子・F・不二雄の真骨頂をみたという話題です。

みなさんこのゴールデンウィークはどうお過ごしでしょうか?

僕もゴールデンウィーク期間中は会社が長休みとなっていて、暇つぶしにサブスクで動画視聴をしていたんですが、以前から少し気になっていたNetFlix版「タイムパトロールぼん」を観てみたら、この作品がすごく面白かったので以下はその感想レビューとなります。

僕は以前から世界史がとても好きで、その関心の延長線上でこの作品を観始めたんですが、これが世界史好きの僕から見ても、非常に良くできた作品で、思わずその着眼点の良さに藤子・F・不二雄先生の真骨頂を見た気がしました。

簡単にこの「タイムパトロールぼん」という作品を紹介すると、ひょんな偶然から未来のタイムマシンを使いこなして、人命を救助するタイムパトロールとなった平凡な中学生、並平凡(なみひら ぼん)の活躍を描いたオムニバス形式の物語となっていて、設定自体は「ドラえもん」の世界観と同じように、かなり奇抜で突拍子もないような感じなんですが、これが意外とよく作り込まれた約束事が多く、思わずなるほどと納得できる作りになっているんですよね。

例えば、物語の設定上、歴史に名を残したような著名な人物や出来事には、その後の歴史が大きく変わってしまう為、干渉してはいけなかったり、歴史のなかで人命を救出できるのは影響力のすくない人物に限られていたり、同じ時間に何度もタイムワープをするのは、時空を歪める危険性がある為、禁止になっていたり、妙なところでかなりリアリティがあって、そこが世界史好きの人間から見ても、かなり面白いと感じた点でしたね。

また、この作品自体が実際の現実の人類の歴史に寄り添った作りになっていて、かなりスケールが大きく、オムニバス形式でエジプトのピラミッド建設や、太平洋戦争、クレタ島のミノタウロス伝説、平家物語なんかを幅広く雑多に扱ったりしていて、その辺りも歴史好きにはたまらない演出になっていました。

僕も子どもの頃は、藤子・F・不二雄先生の「ドラえもん」なんかは普通に見ていましたが、その当時は正直言ってあまり藤子・F・不二雄先生のすごさを全然理解できていませんでしたが、今回大人になって、改めてこの「タイムパトロールぼん」を視聴して、その作品としての着眼点の良さ、設定の作り込み、スケールの大きさや、エンターテイメントと学術的な面白さを両立させるストーリーテラーとしての素晴らしさに、先生の真骨頂をみた気がしましたね。

もしこの記事を読んで作品が気になったら、ぜひ一度ご覧になってみてください。

以上、NetFlix版「タイムパトロールぼん」感想レビュー 着眼点の良さに藤子・F・不二雄の真骨頂をみたという話題でした。

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